ぽっちゃりさんにコーデのお悩みを聞いたところ、「ワイドパンツがはけない」という声が多くありました。
と、ワイドパンツは今期も人気のアイテムなので、余計にぽっちゃり体型を嘆きたくなりますよね。
でも、あきらめるのはまだ早いです!
ワイドパンツは本来、ぽっちゃりさんにも似合うアイテムです。
今回はぽっちゃり体型さんのためのワイドパンツの選び方から身長別おすすめコーデまで丁寧に解説します。
これを参考に、ワイドパンツにもチャレンジしてみてください。
すでにワイドパンツを取り入れているぽっちゃりさんにとっても、コーデの参考になる情報が盛りだくさんですよ♪
目次
ぽっちゃりさんに聞いたワイドパンツコーデの悩みは?
シルエットがズドーンと大きく見えてしまう
確かにワイドパンツのシルエットは太く広くなりますが、だからこそ得られるメリットもあります。
ボトムスにボリュームがあるので上半身の着痩せや小顔効果も期待できます。
とくに身長が高めのぽっちゃりさんはワイドパンツのメリットを受けやすいのでおすすめです!
ハイウエストでインしたいけれど下っ腹が気になる
ぽっこりおなかはトップスをインすると目立ちやすいかもしれませんが、デザインで目立たなくさせたり、別の方法でハイウエストに見える着こなしができたりします。
コツさえつかめば簡単なので、あきらめずにトライしてみましょう!
合わせるトップスの丈感が難しい
ワイドパンツの場合は、トップスの丈の他にもデザインやフォルム、トップスの着こなし方もコーデのバランスに影響します。
すべてのパターンを覚えるのは大変ですので、記事の後半でご紹介する“身長別・ワイドパンツに合わせやすいトップスの丈”を参考にコーデしてみてください。
着こなしのコツがつかめるようになります。
身長が低いと着こなしが難しい
身長が低めの方は、自分に合う長さのパンツが少なくて苦労することもあるかもしれません。バランスの難しさも確かにあるでしょう。
とはいえ、通販を利用すれば選択肢は膨大に増えますし、オールインワンなど身長が低めの方が着るとかわいく見えるアイテムもあります。身長の低さを強みにしてワイドパンツのコーデを楽しんではいかがでしょうか。
カーブパンツ(バレルレッグ)パンツのコーデが難しい
カーブパンツ(バレルレッグ)は、一般的なワイドパンツとは違い、樽のようにゆるやかなカーブを描くラインが特徴です。

そのため、
「コーデのバランスが取りにくい」
「どんなトップスと組み合わせればいいのか分からない!」
と、お悩みのぽっちゃりさんも多いはず。
とはいえ、トレンドのカーブパンツ(バレルレッグ)はコーデに取り入れると一気にこなれ感が出ます。
だからこそ、コーデのコツが気になりますよね。
カーブパンツ(バレルレッグ)は重心が下にくるので、コンパクトなトップスと合わせるのがおすすめ◎
ショート丈トップスを合わせたり、トップスをインしたりするとバランスが取りやすくなります。
ミドル丈やロング丈のトップス(羽織り)を合わせるときは、ストンと落ち感のあるデザインを選びましょう。
縦のIラインが強調され、スタイルアップが叶います。
リブパンツは内ももが股ずれしてあがる、パジャマみたい
リブワイドパンツは、ルームウェアのようなリラックス感がおしゃれなアイテムですが、着こなしによってはパジャマっぽく見えることもあります。
ぽっちゃりさんの場合は、チュニックやワンピースなど、丈の長いアイテムと合わせるのが正解。
リブのすっきり見せるメリットだけを受けましょう。
チュニックシャツできれいめに見せることも可能です。
また、最近は股ずれ防止のワイドパンツもあります。
予防策としてはガードルやペチコートなど、滑りのいいアンダーウエアを活用するのがおすすめです。
シルエットが太くならないワイドパンツコーデ
すっきりはきたいぽっちゃりさんのワイドパンツの選び方

コーディネートをチェック
ブランド:ハッピーマリリン
太って見えない着こなしには、ギャザーやプリーツのないシンプルなデザインを選ぶのが無難。
ぽっちゃりさんの体型はギャザーやプリーツが広がりやすく、シルエットが膨張しがちになるため避けましょう。
色は輪郭を強調しない、明るく淡いカラーや光沢のあるものもおすすめです。

さらりと肌を滑る落ち感のある生地や、とろみ、ツヤ感のあるタイプも効果的です。
人気のタックパンツやギャザータイプも、本来はサイズがあっていればOK。
ぽっちゃりさんをすっきり見せてくれるので、サイズ選びは慎重に行いましょう。
おすすめワイドパンツコーデは、ボディラインを拾わない「ふんわりトップス」
すっきりシルエットでワイドパンツをコーデするには、トップスもボディラインを拾わないデザインを選びましょう!
程よくゆとりがあり、できれば着丈は短め
スラっと裾広がりのシルエットになるのが理想的です。
実際よりも細く見える視覚効果があります。

コーディネートをチェック
ブランド:ハッピーマリリン
ボリューム袖のトップスもおすすめ。
腕がスラッと細く見えるほか、気になる上半身を視覚的にカバーしてくれます。
また、高い位置にロゴがあるトップスは視線が集まる位置が高くなるので、全身のバランスが良く見えます。

基本的にボディラインが出ないアイテムであればOK。
ジャケットからTシャツ、パーカーまで
シーンに合わせて組み合わせてみてください。
太く見えないワイドパンツ着こなしのコツは「トップスの丈」
注意したいのは、トップスの丈です。
どちらもボリュームのあるアイテムのため、バランスが悪いと実際より膨張して見えてしまいます。
- ウエストイン
- ヒップが半分~全部隠れる
- 太ももの中間辺りの丈
この3つの方法、または記事の後半でご紹介する「身長別の着丈」を参考に調整してみてください。
ぽっちゃり体型でも叶う脚長ワイドパンツコーデ
元々、脚長効果の高いワイドパンツ。
ぽっちゃりさんにおすすめの選び方としては、いくつかの選択肢があります。
脚長効果がほしいぽっちゃりさんのワイドパンツの選び方
- 厚手またはハリのあるしっかりした生地で下半身にきれいな縦長ライン
- ハイウエストやウエストマークで腰高コーデ
- 裾に特徴的なデザインで縦長の視覚効果
- フレアシルエットで脚長効果アップ


トレンドを抑えつつ、スッキリシルエットを目指すなら、サイドラインパンツもおすすめです。
サイドラインが太めのパンツを選ぶと、縦のIラインが強調できるのはもちろん、ウエストラインもキュッと内側に入って見える効果が期待できますよ♪
ぽっちゃりさんにおすすめワイドパンツコーデは「タックワイドパンツ」

コーディネートをチェック
ブランド:ヴィオラエヴィオラ
フレアシルエットのワイドパンツには大きく分けて2種類あります。
ひとつは、ギャザー・プリーツ・タックなどで生地をたっぷり使い、全体が広がるタイプ。
もうひとつは、ひざ下から裾だけがフレアになるタイプです。
- 裾広がりで脚長効果の高いフレアシルエット
- 立体感と自然にできる縦ラインがすっきり見せるタックワイドパンツ
- レッグラインが影響しにくいギャザーワイドパンツ
- フレアシルエット+裾デザイン(スリットなど)も魅力的
どれもぽっちゃりさんに魅力的ですが、イチオシはトレンドのタックワイドパンツです!

カジュアルなデザインから上品なデザインまで幅広く、使い勝手がいいのもポイント。
デザインやカラー次第では、オフィスからレジャーまで兼用できます。
脚長ワイドパンツ着こなしのコツは「ウエストの見せ方」
ワイドパンツの脚長効果を最大限に引き出すには、トップスをインするのがベスト。
ウエストの位置を高く見せることができます。

抵抗感のあるぽっちゃりさんが多いかと思いますが、意外とすっきり見えますよね。
サイズが合っていれば案外気にならないので、インするスタイルもチャレンジしてみてください。
「それでも、お腹周りが気になってトップスインできない」
そんなぽっちゃりさんも多いですよね。
安心してください!
長めのトップスでもトップスインと同じような効果を得られる方法があります。

- トップスの上からウエストマーク。ベルトは細め・パンツと同系色を選ぶ
- バスト下で切り替えのあるトップスを選ぶ
- ショート丈アイテムとのレイヤードで上半身をコンパクトに見せる
トップスインし、羽織りで気になる部分を隠してしまう方法もあります。
パンツの長さをしっかり見せつつ、さらに縦長のラインを重ねるロングカーディガンやジレを選ぶのがコツです。
これらの方法は、ワイドパンツ以外のコーデでも使えるテクニックです。
とくに40代50代の体型の崩れが気になるぽっちゃりさんは、是非取り入れてみてください。
身長別ワイドパンツに合わせるちょうどいいトップスの丈感は?
身長高めぽっちゃりさん(165cm以上)のトップス丈
身長高めのぽっちゃりさんの場合、短いトップスにワイドパンツを合わせたりトップスインしたりすると、腰の位置が高いために下半身のボリュームが目立つことに…。
トップスの着丈とワイドパンツのサイズ感が着こなしポイントになります。

コーディネートをチェック
ブランド:スマイルランド
- ショート丈トップスまたはウエストイン…ワイドパンツのサイズ感に注意
- 太ももの真ん中より長いロング丈トップス…体型カバーもできる安心丈
丈の長いチュニックやワンピースにレイヤードすると、身長の高さを生かしたスタイルアップができます。
トレンドのシアー素材を取り入れると、大人カジュアルなスタイルを作れるほか、ボディラインがスッキリ見えるという特徴があります。
身長標準ぽっちゃりさん(160cm前後)のトップス丈
標準的な身長のぽっちゃりさんもおなか周りは気になるところですが、ひざ丈になると全身のバランスに対して中途半端でやや重く見えてしまいます。

コーディネートをチェック
ブランド:スマイルランド
- トップスの丈がヒップ~太もも真ん中丈…お腹からヒップ、太ももまでを覆って体型カバーし、脚もすっきり見える
- トップスの丈が股下…パンツのシルエットがきれいに出ていれば脚長効果は抜群
「隠せば安心」と思いがちですが、逆効果になることもあります。
全体のバランスを優先して組み合わせてみてください。
身長低めぽっちゃりさん(155cm以下)のトップス丈

コーディネートをチェック
ブランド:スマイルランド
身長低めのぽっちゃりさんの場合、トップスはコンパクトにまとめるのがベストです。
- ショート丈かウエストイン…脚は長く、全体的にもすっきり見える
- ヒップが隠れる丈…おなか周りをカバーして全体のバランスも◎
- ロング丈ワンピースのレイヤード…重くならないようにワイドパンツもしっかり見せる
身長低めのぽっちゃりさんは、ハンパ丈は選ばないのがスタイルアップの秘訣です。
ロング丈のレイヤードをする場合は、重たい印象にならないようにカラーコーディネートに注意してください。
身長低めのぽっちゃりさんにおすすめのワイドパンツコーデ
身長低めぽっちゃりさんのワイドパンツの選び方
身長低めの方は合うワイドパンツがないと思いがちですが、似合うワイドパンツは意外とあります。デザインやシルエットなど、好みに応じて選ぶことも可能。
どうしても丈がネックになっている場合は、
「丈の選べるタイプ」
「クロップド丈」
「セルフカット」
といったキーワードから選ぶと簡単に解消できます。
中には、身長低めのぽっちゃりさんだからこそ、かわいく着こなせるワイドパンツも♪

- サロペットなどのオールインワンタイプのワイドパンツ
- サスペンダー付きのワイドパンツ
- ギャザーなどでボリュームのあるフレアワイドパンツ
さらりと落ち感のある生地でボリュームを抑えたり、明るめのカラーで下半身を軽く見せたりするとバランスもよくなります。
先ほどご紹介した、脚長効果の高いワイドパンツも参考にしてみてください。
身長低めぽっちゃりさんにおすすめワイドパンツコーデは「レイヤード」

身長低めのぽっちゃりさんの場合も、レイヤードで上半身をコンパクトに見せるのがおすすめです。
ただし、レイヤードの下になるアイテムが長すぎるのはNG。
腰回りをカバーするくらいに留めます。

レイヤード風のデザイントップスも、腰の位置を高く見せて体型をカバーできます。

デザイントップスや帽子、ヘアスタイルなどで高い位置にポイントをもってくるのも効果的。
肩に掛けてもコーデできるカーディガンは、挿し色としても使えます。
- Vネックや深めのUネックトップス
- 帽子やヘアアクセサリーで高い位置にポイントをつくる
- サスペンダーで縦長ラインをつくる
これらのアイテムやテクニックも、身長低めのぽっちゃりさんには効果的ですよ♪
身長低めさんのワイドパンツ着こなしのコツは「パンツの丈」
ボトムス全般にいえますが、身長低めの方は少しでも脚を長く見せようとギリギリの長い丈を選びがち。
実はそれ、逆効果です!
重心が下がって重く見えたり、パンツに余計なシワができて脚長効果が半減したりといいことなし。
だらしなく見えるデメリットもあります。
脚長効果を最大限に引き出すポイントは3点。
- ストンと落ちるきれいなパンツシルエットにする
- パンプスやバレエシューズなどの細長シルエットのシューズと合わせる
- 足元は軽く仕上げる
購入したものが長かった場合は、100円ショップなどのアイロンで接着する裾上げテープなどを活用して自分の丈に合わせるようにしてくださいね!
トレンドのワイドパンツコーデをきれいに着こなしたい!

アイテムをチェック
ブランド:リジェイアンドスプル
今年らしいシルエットのワイドパンツに挑戦したいけれど、コーデが難し過ぎてわからない…。
そう思っていた方も、これまでにご紹介した着こなし方を見てハードルは下がっているのではないでしょうか。
印象的なシルエットは、ぽっちゃりさんのワイドパンツコーデにプラスに働くことの多いアイテム。
ここで、きれいに着こなすコツもマスターしちゃいましょう。
おしゃれで体型カバーも可能な「カーブパンツ(パレルレッグ)」コーデ
下半身の気になるボリュームをカバーしつつ、上半身をスッキリ見せてくれるのが「カーブパンツ(パレルレッグ)」です。

重心が下に来る「カーブパンツ(パレルレッグ)」は、ショート丈のトップスやベストを合わせると腰の位置が高く見えるので、脚長効果が期待できます。
合わせるトップスは丈を意識するのはもちろん、横幅が出ないアイテムを選ぶのがポイント。

ボリューム袖のトップスやアウターを組み合わせたいときも、ショート丈を選ぶとバランスが取りやすくなります。

ミドル丈やロング丈のトップスを合わせるときは、切り替えデザインやペプラムデザインのトップスを選ぶと◎
シルエットが足元に向かってゆるやかに広がっていくので、トップスとボトムスのラインが馴染みやすくなりますよ!
ぽっちゃりママにもおすすめ「カーゴパンツ」コーデ
トレンドが続く「カーゴパンツ」は、
「カジュアルすぎて合わせるのが難しい」
「いつもフェミニンなコーデが多いから、似合わない気がする…」
と、お悩みのぽっちゃりさんも多いかもしれません。
でも、ブラックやベージュなどのベーシックカラーやリボンデザインの「カーゴパンツ」を選ぶと、コーデの幅がグンと広がります。

また、シースルーやフリルのトップスを合わせると、カジュアルすぎず上品なトレンドコーデが作れます。

アイテムをチェック
ブランド:リジェイアンドスプル
反対に、フェミニンカラーの「カーゴパンツ」を選んで、カジュアルなトップスと合わせてバランスを取るのも一つの方法。
「カーゴパンツ」は大きめのポケットが脚のラインをカバーしてくれる一方で、横に広がりやすいので、トップスはショート丈〜腰丈くらいのトップスを合わせるとバランスが取りやすいですよ!
パッと簡単にコーデが決まる「ワイドパンツのセットアップ」コーデ
ワイドパンツと同じ素材、もしくは同系色のトップスを合わせてセットアップコーデを作ると、縦のIラインが強調できるので、スッキリ見えが叶います◎

ブラウス / パンツ
ブランド:フルール バイ ミントブリーズ
とくに、とろみ素材のセットアップはスタイルアップが期待できるのはもちろん、こなれ感が出るので30代〜50代の大人女性にもおすすめ。

「上半身のボリュームが気になる」「カジュアルなコーデが好き」というぽっちゃりさんは、ロング丈のシャツワンピース×ワイドパンツのセットアップコーデがピッタリ!
とくにホワイトやベージュのワントーンコーデは、誰でも挑戦しやすいほか、トップスとボトムスそれぞれ着回しやすいので、幅広いコーデが楽しめますよ!
まとめ ぽっちゃりさんでもワイドパンツはすっきり着こなせる!
ぽっちゃり体型だからワイドパンツは似合わない…そんな風に思っていた方も実はワイドパンツが似合うとわかっていただけたのではないでしょうか。
ワイドパンツはぽっちゃりさんのマイナスになるアイテムではなく、むしろ着こなしの幅を広げてくれます。
慣れるまでは普段より大きく感じるかもしれませんが、今回ご紹介したコツさえつかめば全体の印象がすっきりしますよ!
ぜひともトレンドのワイドパンツコーデを楽しんでみてください!
































